今回は、意識し行動するだけで、あなたの仕事のスピードが速くなる方法論を解説していきます。
かけた時間、労力そのものよりも具体的な成果が重要だと考えています。ここでいう成果とは、仕事のクオリティはもちろんスピードも含まれます。単位時間当たりの付加価値が大きい方が仕事ができるという風に解釈をしています。
仕事が遅い人の特徴と共通点
仕事が遅い方の特徴、共通点は何なのでしょうか。
色々要因があるかと思いますが、私は「自分だけで仕事を完了させようとしている」だと思っています。
確かに責任をもって自身の仕事を完遂させるという振る舞いは称賛されるべきです。
ですが、結論としては周囲の人を使い倒しましょう。それが仕事を早くする秘訣でもあります。
「一人で完結させるべき」などという意識は、コスト意識からきていると思っています。
この考え方自体は重要な考えです。細かく言えば「会議室の利用料金」「人件費」というのは見えないものですが意識をすべきではあります。ですが、私個人は「コスト意識を持っているからこそ、他者に頼るべきケースもある」と考えています。
仕事に求められるものとは?
あなたに何かしらの責任と裁量を与えられたとします。このとき、上司があなたに求めるものは基本的には仕事の質とスピードだと思います。
限られたコストあたりのアウトプットを最大化させるために、他者の時間を奪うことになっても結果として会社全体でコストが抑えられる場合、それが最適なケースもあります。
その際はしっかりと相手に配慮した準備や説明、感謝を心がけることは忘れてはいけません。
仕事の始め方
例えば「自社商品Aの売上低迷に対する改善策」を考える必要がある場合、あなたはどのように動くでしょうか。いきなり上司に「何から始めればいいでしょうか」と聞くのは、当然だめです。
まずは自分で一定の仮説をもって計画を立てることから始めると思います。
計画を立てずに手を動かすことから入る人は、ラフでもいいので計画は立てることをお勧めします。
仕事が遅い人、速い人の違い
計画ができたら次は実際に手を動かすフェーズです。
ここが仕事が遅い人と仕事が速い人の分岐点になります。仕事が遅い人と仕事が速い人に分けて説明をしていきます。
仕事が遅い人の場合
計画に基づいて手を動かし始めます。
例えばこの例ではどのような検証方法があるかのリストアップを始めます。
リストアップよりも先に検証すべきことが存在したり、そもそもの仮説のピントがずれている場合は、結構長い時間を無駄にします。
仕事が早い人の場合
あらかたの計画ができた段階で上司に計画や構想、持っている仮説についてぶつけます。つまりあなたが何を考え、どう動こうとしているかを説明します。
ここで修正ができます。持っていた仮説や方向性に問題ない場合、「OK」で終わるので、別に時間を無駄にしたというレベルのものでもありません。
作業に着手するときに限った話ではありません。
悩むポイントや明確に壁にぶつかるポイントがあれば、その都度自分で仮説を立てて上司にぶつけましょう。方向性の確認、修正、これでよいです。
このとき「自分で仮説を立てて」というポイントは、絶対に忘れないようにしてください。
自分のアイデアをブラッシュアップし、上司と一緒に作り上げいいものにする、という発想でぶつけましょう。「上司の時間を奪いまくってしまう…」という不安がある方は、ぜひ中長期的な広い視野を持って考えれば、最大のリスクを避けるための行動だと認識してもらってかまいません。
上司との関わり方
こういった動きは上司に対して進捗報告をできるというメリットもあります。
人によるかも知れませんが、上司という立場に立つと一番いやな状態は「何をしているかわからない」状態です。
一度このような上司と一緒に方針を作り上げていくという行動様式に慣れると下記のようなメリットがあります。
・上司の反応がざっくりとでも予想できるようになる。
・説明内容がヒットする確率、打率が上がる。
⇒説明の大変さは激減
・上司が信頼をしてくれる。
⇒ある程度の仕事なら「あいつなら大丈夫」と任せてくれる。非常に仕事がやりやすくなり、自分のペースで仕事ができるようになります。
まとめ
「人を巻き込む」というのは、組織で働いていくうえでは絶対に押さえておくべきスキルでもあります。しっかりと相手に配慮した説明や確認することは前提として押さえておきましょう。
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