今回は「SBI証券が国内株手数料を無料化へ」というトピックについてご紹介します。
SBIの北尾社長は以前から国内株式手数料の無料化について言及していましたが、2023年4~9月に実現予定となったようです。実現すれば国内株式ユーザーには超朗報ですね!
このニュースを深掘りすると・・・
SBI証券ではすでに25歳以下なら国内株式の売買手数料を無料にしていたので、その適用範囲を拡大することになります。SBI証券の狙いとしては、今回の無料化で口座数を増やし、グループ内の他のジャンル(外国為替や信用取引、暗号資産など)で収益増加を見込んでいくのがあるようです。
SBI証券の国内手数料のおさらい
国内株式の売買手数料には2つのプランがあり、スタンダードプランは1回ごとの取引で手数料がかかり、楽天証券などでも同じですね。
国内株売買手数料のもう1つのプラン
1日の約定代金100万円まで手数料0円のアクティブプランが今まで人気でしたが、今回の無料化が決まれば、100万円を超えての売買も無料になるので、国内株式をメインに投資している人にはかなり嬉しいでしょう。
注意)この手数料は国内株式のみ
- 人気のeMAXIS Slimなどの低コスト投資信託では、購入時手数料などはかからず、年間の保有コストとなる信託報酬をチェックしておけば基本的にはOKです。
- また米国株式・米国ETFは、売買の際に0.495%の取引手数料がかかってくるが、これは今回の話とは関係無し。(米国ETFを買っている私としては、こちらの無料化も期待)
- いずれにしても、国内株式メインで買っている人はメリット大
今回の話は投資信託や米国株式は無関係で、例えば人気のeMAXIS Slimなどの低コスト投資信託では、年間の保有コストとなる信託報酬をチェックしておけばOKです。
国内ETFではどうなるのか?
1655や2558、2559など人気どころの国内ETFはすでに取引手数料が無料になっているので関係なさそうですね。また単元未満株(S株)の購入もすでに無料となっています。
今回のニュースを受けて・・・
- まず気になるのは、楽天証券やマネックス証券など、他のネット証券は追随するのかどうかといったところです。今のところ不明(SBI証券は先日から25歳以下の国内株式手数料を無料にしていたが、他のネット証券は追随していなかった)
- 米国株式の取引手数料を無料化してくれると、個人的にはインパクトが非常に大きいので大変ありがたいが、ネット証券の手数料競争は過熱しすぎている感もあるので、適切に利益を上げる部分も用意して安定した運営も期待したい。
今回のニュースはユーザーにとっては朗報なので、今のうちにSBI証券の口座開設をしておくのはありだと思います。
SBI証券のHPはこちら→https://www.sbisec.co.jp/ETGate
今日のまとめ
- SBI証券が国内株式の売買手数料に関して、2024年3月期上期(つまり2023年4〜9月)に無料化予定と発表
- 国内株式の売買手数料は、1日の約定代金100万円まで手数料0円のアクティブプランが今まで人気だったが、今後は1日の約定代金が100万円を超えても無料になることに!
- 楽天証券やマネックス証券など、他のネット証券が追随するかは不明だが、手数料競争は現状、SBI証券がリード
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