新商品の配当貴族投資信託が誕生!
Tracers S&P500配当貴族インデックスという日興アセットマネジメントの新シリーズで、S&P500配当貴族指数に連動するインデックスファンドになります。
S&P500配当貴族指数とは?
S&P500を達成する約500銘柄のうち、25年以上連続で増配している規模が大きな企業の株式で構成される指数であり、2022年7月末時点で64銘柄になります。
構成する主要銘柄はこちら
S&P500配当貴族指数は約60銘柄の連続増配株に均等配分する構成となっており、ジョンソン・エンド・ジョンソンは60年連続増配、P&Gは66年連続で増配しています。
S&P500超えのリターン!?
こちらは過去約20年間におけるS&P500配当貴族指数とS&P500の比較ですが、この期間においてはS&P500配当貴族指数はS&P500を超えるリターンとなっています。(ただ、切り取る期間によって変わります。)
Tracers配当貴族のコストは?
Tracers S&P500配当貴族インデックスは購入時手数料や信託財産の留保額などはゼロ、そしてこれが凄いのですが、年間の保有コストである信託報酬は何と年0.1155%と激安!
既存の配当貴族投資信託と比較してもかなり低コストであるため、今後、人気が出そうな気配がありますね。
気になる分配金の有無は?
私が日興アセットマネジメントに確認した所、分配金は現状出ない予定とのことでした。他の配当貴族投信も過去に分配金が出てなく、株式の配当はファンド内で自動で再投資に回し、長期の値上がり益に期待する設計のようです。
Tracers配当貴族は買うべき?
- 時価総額加重平均のS&P500は現状GAFAMなどの巨大IT銘柄の株価に左右されがちな傾向があるので、均等ウエイトの配当貴族で分散はあり。
- 時価総額加重平均か均等ウエイト、どちらのリターンが高いかは時期にもよるので、両方持つのも悪くない
- 楽天VYMやSBI・VYMより信託報酬は安く、またこれらは時価総額加重平均なので、その点での特徴も異なる。
基本的には王道とも言えるS&P500でいいと思いますが、もう一つ他の銘柄を選ぶ際に、今回の配当貴族を考えてみるのもいいですね。楽天証券、SBI証券、マネックス証券などのネット証券で買えます!
今日のまとめ
- 新商品のTracers S&P500配当貴族インデックスは25年以上連続で増配&時価総額30億以上の企業の株式で構成(構成は約60銘柄に均等ウエイト、分配金は現状出ない予定)
- 安定的な増配が期待できる、成熟したビジネスモデルの企業で構成されていることから、S&P500と比べて下落耐性があり、過去約20年間ではS&P500を超えるリターンを誇った。
- 信託報酬も年0.1155%と激安、S&P500との両方持ちもあり。
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