3歳頃になると、ぐんと子供の創造力が伸び始めます。自分の力で考える楽しさを存分に味わわせることが大切です。
その上で自信をつけさせてあげましょう。
3歳は創造力の伸び始め
創造力は3歳になると急に伸び始め、4歳から4歳半でピークに達し、5歳になると急に衰え始める
アメリカの心理学者E.Pトランス博士
子供の創造力を高めるのは、3歳の時期が大切です。この時期の導き方一つで、非常に想像力の高い子供を育てることができます。
入学前に、創造するおもしろさを
創造力は、小学校に入学してから伸びるだろうと考える方がいらっしゃるかも知れません。
しかし、小学校では、集団行動が多くなり、創造力が抑えられてしまう場面も出てきます。
入学以前に、自分の力で考え、創造するおもしろさに熱中した経験がなければ、安易に周りに同調してしまうことになりやすいでしょう。
創造力を伸ばすために
3歳からの創造力を伸ばすには、次のことに気をつけて下さい。
子供が質問するようになったら、子供の質問を大切に受け止めます。子供と一緒になって考え、解答を探す方法を教えてあげましょう。これを丁寧に繰り返すことで、自分で考える力が身につきます。
ヒントクイズ(例、ピーポーと鳴らして走る白い車は?など)の内容を一緒に考えましょう。適切なヒントが出せるように、親が例を示しながら一緒に考えましょう。
新しいことを考える土台となるのは、豊かな知識と経験です。そのために、たくさん本を読み、多くの経験をさせましょう。初体験をおうちの方が楽しく受け止める姿を見せ、物おじせずに新たな体験にチャレンジする楽しさを伝えましょう。また、時には失敗することもあるかもしれませんが、失敗を怖がらないように導いてあげましょう。優れた個性は、悩むことや失敗を経験することで生まれます。
自分の気持ちを言うことが大事であることを教えます。子供がどんな発言をしても笑わずに、いつでも考えたことを口に出して大丈夫だという安心感を与えましょう。自分のユニークさを感じさせてあげることが大切です。
子供自身のことは本人に決めさせます。例えば、服装、出かける場所などです。自分で決めたことには、行動が伴い、その結果には責任を持つことになります。独立心を育てます。
今日のポイント
- 創造力を育てる時期
- 子供の質問を受け止めて
- 自分の気持ちを言う習慣をつけましょう
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