3時のおやつに、甘いお菓子やジュースをあげていませんか?
白砂糖には恐ろしい罠が潜んでいます。
「糖」は細胞のエネルギー源
糖の一種である「ブドウ糖」は、脳をはじめ赤血球や腎臓髄質細胞、筋肉などを正常に働かせるために必要なものです。ブドウ糖が不足すると、脳はエネルギーを作ることができなくなります。血液中に溶けたブドウ糖は、「血糖」といわれます。常に細胞に糖を届けるためには、血糖値を一定の範囲内に保つことが重要です。
白砂糖は血糖値を乱す
白砂糖は、吸収率が高く、血糖値を急激にあげます。すると、脳が「インスリンをどんどん出して血糖値を下げて」と、大慌てで命令します。こうして、大量に放出されたインスリンは、血糖値がちょうどいい値(100)まで下がってもそこで止まらずに、さらに低下させ、今度は低血糖(40~50)になります。まるで血糖値のジェットコースターです。これに伴い、子供の気分も上がったり下がったりのジェットコースター状態になってしまいます。血糖値が急激に下がるとイライラ、怒り、注意力の低下、倦怠感などに陥り、やがて頭痛や手の震え、混乱などへと発展することもあります。
そして、血糖値を手っ取り早く上げるために、砂糖が欲しくなるという、悪循環に陥ります。白砂糖を取り続けると、依存性が出てきてしまうのです。
「スローカーボ食品」を食べる
まずは、白砂糖を使った食べ物を控えましょう。その後、睡眠も取れ、朝食もとっているのに、子供の集中力が続かない、気分の起伏が激しいと感じたら、日々の食事を見直しましょう。白米や白いパン、白砂糖、薄力粉などの精製された食品を食べると、すぐに分解・吸収されてしまい、急激に血糖値が上がります。こうした食品を「クイックカーボ」といいます。反対に、血糖値を緩やかにあげるものを「スローカーボ」といいます。スローカーボは、全粒の穀物や野菜、豆類などの未加工・未精製の植物、果物に豊富に含まれています。スローカーボは、全てをうまくエネルギーに活用することができるので、脂肪として蓄えず、子供の気分や行動が安定し、学習能力も高まります。
今日のPoint
- 白砂糖を使ったものは控える
- 血糖値を急激に上げるような精製食品は控える
- 未精製・未加工食品がオススメ
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