きょうだいが生まれた場合、上の子を中心にすることを心がけましょう。
上の子を立て、上の子にものを頼むようにすると、気持ちが満たされます。
下の子が生まれたら上の子を立てる
下の子が生まれたからといって下の子を中心にすると、上の子は心の安定を失ってしまい、赤ちゃん返りをし、おもらしをしたりするようになります。
反対に、上の子を中心にし、下の子の世話をするときにも、まず上の子に優しい言葉をかけて、上の子を立てるようにすれば、問題なく過ごせます。
下の子が寝ている時など、上の子と二人きりになれる時間に、ひざに乗せたり抱きしめながらスキンシップを取るようにしましょう。そして、「〇〇ちゃんは自分でできることがまだ少ないから、〇〇くんも親切にしてあげてね。可愛い可愛いと頭を撫でてあげてね」などと、下の子に親切にすることを教えましょう。
また、下の子のおむつを替えるときに上の子がそばに来たら、「〇〇ちゃんのおむつを替えるお手伝いをしてくれる?」とおむつを持ってくるなどのお手伝いをしてもらいましょう。そして、お手伝いをしてくれたら、感謝の気持ちを伝えながら褒めると良いでしょう。
親が上の子に助けを求めてみる
いつも上の子を優先して、気持ちを満たしてあげていれば、親から離れて遊べるようになります。それには、親が助けを求める立場になって、上の子に何でも頼んでしてもらうようにすると良いのです。頭から押さえつけるよりも、そのようにして、子供の自発性や積極性を育てていきましょう。
手伝ってくれたら、「ありがとう。〇〇ちゃんがしてくれたから、すごく助かったよ。〇〇ちゃんが大好きだよ」と言って、少しの間(8秒間)強く抱きしめてあげましょう。こうして肌で愛情を伝えると、不安やストレスが消えて、とても親孝行な良い子に育ちます。
二人以上の子供を育てるのは、並大抵のことではありません。どの家庭でも、二人以上の子供を抱えると、十分に見てあげられなくなります。全て完璧にしようと思うとストレスが溜まるばかりです。家庭の状況に応じて、できないことはできないと割り切りましょう。
我が家で、できるだけのことをすればいいと思えば、そのリラックスした気分が子供に伝わり、子供もカリカリしなくなります。叱らずに褒めて伸ばしていきましょう。
一人っ子の育て方
一人っ子は家の中で競争相手がいないので、どうしてもおっとりして見えます。しかし、だんだんと大きくなるにつれて、集団の中でどうすればいいかが分かり、自分を表現する方法が身についていくものなので、あまり心配しなくても大丈夫です。それよりも集団の中で自分を表現できるよう、力をつけてあげ、才能を伸ばしてあげることを考えましょう。
今日のPoint
- 上の子を立てる
- スキンシップで上の子の気持ちを満たす
- 親がゆったり構える
コメント