子育ての目標の一つは、創造性の高い子、独創性のある子を育てることです。
この世に何か新しいものを生み出したいという夢を持たせることも大切です。
親の関わり方が大事
性格形成は主に2歳の後半になされます。この時期ほど創造性を育てるのに大切な時期はありません。
子供の創造性を伸ばすには、子供が作った物を親が喜んであげることが一番です。それらは、壊れたら消えてしまいますから、よくできたものは写真に撮って、他の家族にも見せて一緒に喜んでもらい、壁に貼ったり、アルバムに貼ったりしてあげてください。
すると、もっと立派なものを作ろうと、自然に励むようになります。
こうしてアルバムづくりを1冊、2冊…5冊、10冊と続ければ、どんどん創造的な子に育っていきます。このようにするのが一番良い親の関わり方です。
「こうするとよい」などとヒントを与えると、最後の仕上げは親に頼るようになります。親は一切手伝わず、出来上がりを褒めるだけにしてください。
創造性を学ぶのは家庭
何もないところから、豊かな創造性は生まれません。その源となる十分なインプットが必要です。
子供が創造性を学ぶ一番の場所は家庭です。家庭の中で普段から考え、作り出すという創意工夫する習慣が、子供の創造性を養います。
その年齢でなければ体験できないことを、遊びを通して与えましょう。子供に危険のない範囲で、子供がやってみたいと思うことを自由にできる環境を与えることです。
子供は既製のおもちゃだけでなく、自分の思いのままの形になる素材を喜びます。例えば、プラスチック製の容器や包装紙、新聞紙、ひも、ラップの芯などはとても良い遊びの素材になります。創造性はこういったものの中から芽生え、育っていくのです。
子供が何か作品を生み出したら、まずは何を作ったのか子供に聞いてみましょう。そのとき、決して「もっと〇〇した方がよい」などと言わず、子供の説明を全て受け入れます。ここで親に求められるのは理解と共感です。そして、作品がどれほど素晴らしいか、褒めてあげましょう。それにより、もっと作りたいという意欲が芽生え、創造性はさらに育っていきます。
個性的な子にするには
個性的な子というのは、一つの才能が特に秀でています。英語でも、水泳でも、音楽でも、茶道でも、華道でも、バレエでも何でも良いのです。色々な経験をさせて何か得意な能力を開発してあげましょう。
また、子供の競争心は、「これなら自分は他の人には負けない」というところから生まれてきます。子供の好きなもの、得意なもの、熱中できるものを一つ育ててあげることが大事です。
今日のPoint
- 子供の作品に感動し、褒める
- 遊びを通して多くを体験させる
- 子供が熱中するものを探す
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