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フィードバックのない日報は無意味
若手サラリーマンにはこのような悩みを持つ方はいないでしょうか?
仕事終わりに日報を書いているのですが、1時間ほどかけて書かなければならない上に、書いたところでスルーされるか、何かあった時にみんなの前で怒られるかです。改善案も示してもらえず「自分で考えろ」と言われて終わります。ルールなので書かないわけにもいきません。。。どうしたら良いのか・・・
分かります。私も「普通のことを書いてはいけないな」と思い、何を書こうかと考えていると1時間くらい経っていることがよくあります。日報で何か良いことを言いたくてつい時間をかけてしまう人は多いでしょう。
日報の良いところは文章を書くトレーニングになり、1日を振り返る習慣ができることです。ただ、書いた内容に対してのフィードバックがもらえないと書くことが虚しく感じられてしまいますよね。
私は今、後輩が報告する日報に対しては徹底的にフィードバックすることを心がけています。(当日中に!)自分が書いたものに対して自分自身が気づきを得るケースもありますが、誰かのリアクションがあるからこそ記憶に残り、自分の考え方のズレに気づくこともできると考えています。
過去から大きな学びは得られない
ここでは日報の罠について書きます。日報に限らず、反省文など社員に書かせる文章では、皆感動を演出し始めます。皆「今日はこんなことがあって、こんな衝撃的な気づきを得ました。本当に学びになりました。」と言った演出を始めます。
ほとんどの会社における日報は、いかに今日何らかの学び、気づきを得たのだと周りにアピールできるかのゲームのようなものです。そうなると、本当は気づきを得ていなくても、それらしいことを書き始めるものです。。。
日誌を書いている時に、1日を振り返りをしている時に「そういうことだったのか!うわー、なるほど」を衝撃を受けて心が震えることはありません。自分の文章から気づきを得るのは難しいです。
仕事で失敗した瞬間、上司に指摘を受けた瞬間、そのような瞬間に「そうか、こういうことなんだ!」と学びを得られなければ終わりです。本当の意味での気づき、成長は、何かが起きた瞬間に得られるものです。
振り返りは朝にしよう
その日の終わりに「次からこういうことに気をつけたいと思います」「こんな学びを得ました」と言っても、次の日の朝には忘れてしまっています。だからこそ朝に振り返りを行うことが効果的です。いち早くアクションプランを決めて行動しなければ、目の前の現実は何も変わりません。
日報に時間をかけずに1日を爽やかに気持ちよく過ごすためには、朝の時間帯にリフレーミングを行い、「昨日の良かった出来事」「今日はどのように仕事に取り組むか」を書くのがおすすめです。
上の立場になればなるほど文章で伝えることが必要とされるにもかかわらず、多くの人は文章を書くことができません。日報は文章を書く機会としてもとても重要ですね。
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