イメージで覚える右脳記憶は、半永久的に残る記憶です。
この記憶の訓練をすることで、たくさんのことを覚えられるようになります。
記憶には2種類ある
記憶には、左脳記憶と右脳記憶があります。
左脳記憶とは、言葉で覚える記憶で、しばらくすると忘れてしまいます。一方、右脳記憶は、イメージで覚える記憶で、半永久的に残ります。(例:子供の頃に見たテレビコマーシャルなどの映像や音楽)
右脳記憶は「イメージ記憶」とも言います。右脳のイメージを使って、瞬時に記憶させ、それを再現させるのです。
右脳記憶の目的と効果
幼児期から記憶の訓練をすると、記憶の容量が増えて、たくさんのものを覚えられるようになります。また、右脳記憶が身につくことで、次のような効果が得られます。
- 一度見たことを瞬時に覚えて、再現できる
- 短時間で大量に記憶できる
- 優れた思考や創造性のベースとなるため、将来の勉強や仕事におおいに役立つ
- 発想力が育つ(右脳記憶は単なる記憶に終わらず、自由な想像力と結びつく。そのため、発想が自然と湧いてくるようになる。)
- 仕事のための情報整理法、判断力が身につく。
記憶の取り組みの内容
記憶の取り組みは、「直観像」と「記憶法」に大きく分けられます。
■直観像(一度見聞きしたらその通りをイメージで再現できる能力)
- 視覚記憶:一度見たものを網膜に写し、映像で記憶する能力です。写真記憶ともいいます。ミニチュアや人形などの実物、絵カード、チップを使って取り組みます。
- 聴覚記憶:ひたすら耳で聞いて覚える方法です。深層意識に情報を刻みつけることで、右脳の回路に通じる道が開けます。
■記憶法(リンク記憶、ペグ記憶)
- リンク記憶:お話に沿って絵カードの並び順を覚えます。言葉を使うので、左脳の力を少し借りますが、やっていくうちに、左脳と同時に右脳のイメージ記憶力を開いていきます。
取り組みのポイントは次の通りです。
- 隣り合う絵同士を順に繋げて、お話を作っていきます。(例:A、B、C、Dを覚える場合、AとB、BとC、CとDを繋げてお話を作っていく。
- 突拍子のない内容にすると、インパクトがあるためイメージしやすく、覚えやすくなります。
①ものを擬人化する
②数を誇張する
③大きさを変える
④動きや音を入れる - まずは、絵カード3枚を記憶することから始め、慣れてきたら徐々に枚数を増やしていきましょう。
今日のPoint
- 右脳記憶はイメージで覚える
- 短時間で大量に覚えられる
- 直観像と記憶法がある。
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