子供に後片付けの習慣を身につけさせるには、どうすればよいでしょうか?
子供自身が進んで片付けるようになるためには、親の工夫が大切です。
小さい時から
親が週に1回、必ずきちんと整理整頓をするというような習慣があると、子供も自然に真似するようになります。
しかし、後片付けの苦手なお父さん、お母さんもいらっしゃることと思います。
また、子供が2、3人いる家庭では、こちらの部屋を片付けたと思ったら今度は別の部屋が散らかってしまっている場合もあり、なかなか片付ける気力が湧かないかもしれません。
しかし、片付けの習慣は、小さい時に出来る様にしないと、身につかないものです。親が心掛けて、身につけさせるようにしなければいけません。
片付け方を教える
子供が遊んでいておもちゃを散らかした時や、絵本を読んだ後もそのままほったらかしにしていたり、着でいた服を脱いで置きっぱなしにしていたりするときに、ただ「片付けなさい」と言って子供に命じるだけではいけません。子供だけで片付けようとしても、うまく出来ないからです。
片付けるとはどういうことか、技術としての片付け方を教えてあげないと、子供は片付けが出来る様にならないのです。
「おままごとの道具は、この箱にしまおうね」「あなたの本はここに置こうね」「あなたのものはこの引き出しにしまおうね」といったようにまず、子供の持ち物の収納場所を決めてあげましょう。一つ一つ教えながら、親も一緒に片付けて手本を見せるのです。
子供に家の片付けの一部を手伝わせるなどして、親も一緒に片付けながら、片付ける技術を伝えていくようにして下さい。
楽しい工夫を
3歳を過ぎるまでは、片付けることを教えることは難しいですが、片付けることを遊びのルールにして、「これを、あの棚に置いて来てください」などといって一つ持って行かせるようにして下さい。このように、お手伝いをお願いする方法で、片付けの練習をおうちの方と一緒に行いましょう。
3歳を過ぎたら、おもちゃを収める棚にいろいろな色のシールを貼ってあげて、同じシールのところに収めるなど、楽しい工夫を取り入れながら、子供自身がきちんと片付け出来る様に働きかけをしていきましょう。
そして、少しでも片付けをしたら、しっかりと褒めてあげることが大切です。褒められることで、嬉しい気持ちになり、自分から進んで片付けるようになります。
今日のポイント
- 親が一緒に「片付け技術」を教える
- 片付けを遊びに組み込む
- 片付けたらしっかり褒める
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