先日、日経新聞に面白い記事が載っていましたので紹介します。私は子供がまだ2歳ですのでもう少し先の話になりそうですが、我々親世代の意識の変化もあって考えるところがありそうですね。
ゲーム×図鑑が人気!?
「ゲームばかりしていないで勉強しなさい!」
なんて怒られたのは昔の話かもしれない。テレビゲームの内容を題材として活用し、学びに役立てる図鑑が人気となっている。バーチャル(仮想)体験が実体験と同様に受け止められるようになり、親世代の考え方が柔軟になったことも背景にあるとのこと。
講談社は7月下旬「図鑑MOVE」シリーズの最新刊「あつまれ どうぶつの森 島の生きもの図鑑 (講談社の動く図鑑MOVE)」を刊行し、売れ行きは通常の約2倍で大きな反響を呼んでいる。
あつまれ どうぶつの森効果!?
題材としたのは任天堂の人気ソフト「あつまれ どうぶつの森 -Switch」。無人島で虫捕りや魚釣りをしながら生活を豊かにするゲームだ。図鑑は、そこに登場する虫や魚など全235種の生態を写真やイラストを交えて解説。ゲームで生き物に興味を持った子どもが読んで深く学べるよう工夫した。
「図鑑MOVE」シリーズは世界遺産や五輪も題材にしてきたが、ゲームは今回が初めて。佐藤華編集長は「図鑑は高価なのでハードルが高い。ゲームを入り口に門戸を広げたい」と語る。
読者からは好意的な声が寄せられている。愛知県で購入した小学生の母親は「以前はゲームに冷ややかだったが、遊んだ後、図鑑を読み込む流れなので温かい気持ちで見守れるようになりました」とコメントした。
佐藤編集長は「親たちもゲームでいろんなことを学んできた」と話し、ゲームを単なる娯楽と見なす考え方は薄れているとみる。ゲーム上やインターネット上の仮想空間で現実と同様の体験を楽しむメタバースも広がっている。「ゲームで捕まえた生き物を調べる。この図鑑はすごく未来的。好奇心につながるなら、入り口がリアルでもゲームでも応援したい」
桃鉄効果!?
宝島社は昨年から今年にかけ、人気ゲームの「桃太郎電鉄」と「マインクラフト」の内容に沿った図鑑を刊行。「桃太郎電鉄でわかる都道府県大図鑑 超特大増補改訂版」と「マインクラフトで楽しく学べる! 地球のひみつ大図鑑」の2つだ。前者はすごろくで全国を回るゲームだ。図鑑は47都道府県の名所や特産を載せ、地理が学べる。後者は岩石や鉱物を採取し自由に世界をつくるゲームで、理科の学習に役立ちそうだ。
企画・編集した宝島社の九内俊彦さんは、子どもと一緒に「桃太郎電鉄」で遊びながら出てくる地名を説明した経験から、本を作ろうと考えた。「現在の親世代は子どもの頃からゲームが日常的にあった。毛嫌いする風潮はなくなっている」
「マインクラフトで楽しく学べる! 地球のひみつ大図鑑」を監修した左巻健男元法政大教授(理科教育)は、自然と触れあう外遊びが減り、ゲームなどのバーチャルな体験が代わりを果たすようになったと分析。「実体験がもっと必要とは思うが、いろんな学びの入り口がある方がいい。ゲームが大きな一つになるとの期待はある」と語った。
まとめ
私も子供の時に親から「ゲームばかりするな!」と怒られていたことを思い出します。子供に「学ぶこと=楽しい」と思わせることが大事ですよね。子供が大きくなる頃には仮想現実やメタバースなども普及しているかもしれません。様々工夫しながら子育てを楽しんでいけると良いですよね。
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