絵本を読むことで、先行体験ができ、理解が進みます。新しい絵本も取り入れながら、年間300冊を目標に、どんどん絵本を読んでいきましょう。
絵本の先行体験が理解を助ける
「一日30分の絵本の読み聞かせは、金の卵を産む鶏を育てる」という言葉があります。賢い子に育てるには、本好きに育てて、言葉をできるだけ頭の中の貯水池にたくさん入れてあげることです。
絵本をたくさん読んであげることで、本のうえでの先行体験が積み上げられ、実際の理解を助けます。
例えば、何も動物のことを知らない子が動物園に行っても、感動も少なく、記憶もできません。
動物の名前を全く知らないまま動物園に行ったとしても、「いっぱい」「いっぱい」と言うくらいで、記憶の手がかりになる動物の名を知らないので覚えられず、すぐに忘れてしまいます。
いつも絵本や図鑑で動物を見ていれば、動物園で実際に、動いている象や、きりんなどを見た時、感動することでしょう。帰宅してもよく覚えています。
「精読」と「多読」のバランスが大事
絵本は子供の好きな絵本を与えて読んであげて下さい。
繰り返し、繰り返し、読んであげると、考える力、構成力、聞く力、読む力が育ちます。また、自然と絵本の文章を覚えるので、暗唱の力も育てることが出来ます。このように、同じ絵本を繰り返し何度も読むことを「精読」といいます。
一方で、色々な絵本を読むことを「多読」といいます。「精読」だけでなく、新しい絵本で新しい知識を加えることも忘れないようにしましょう。
この「精読」と「多読」のバランスを大切にしましょう。
子供一人一人に愛情をしっかりと伝えるために、マンツーマンで読み聞かせをするのが理想です。ただし、兄弟がいて、個別に時間を確保するのが難しい場合は、それぞれの子にふさわしい絵本を選び、一緒に読み聞かせても良いです。
絵本は年間300冊が目標
絵本はどんどん読んであげましょう。1日に5-10冊読んであげても良いのです。新しい教材や絵本なら、子供はいくらでも読みます。いつも新しい情報を与えるという親の姿勢が必要です。
図書館を活用して、子供が選ぶもの、気に入ったものを借りて、読んであげましょう。また、借りる本の中に子供が選ばないような本を入れると、子供の世界を広げるきっかけになることがあります。年間300冊が目標です。おすすめはWORLDLIBRALY ENGLISH世界中で愛されている英米のベストセラー絵本の中から 厳選した絵本とAudio CDのセット WORLDLIBRARY ENGLISHシリーズを発売)で読書×英語です。
今日のPoint
- 絵本が理解を促す
- 「精読」と「多読」両方大切
- 一日に5-10冊を目標にする
コメント