簡単なことを繰り返しさせると、できることが増えるので、自信とやる気が育ちます。
また、脳の配線の働きが良くなります。
400%学習とは?
400%学習とは、同じ取り組みを4回繰り返すことで能力を定着させ、処理能力を高める学習方法です。同じ取り組みを繰り返し行い、1回目に100%できたとすると、2回目は200%、3回目には300%、4回目には400%というように、能力の定着が高まります。
昨日、Aができたから、今日はBを教える、今日Bができたから、明日はCを教えるという、「継ぎ足しの訓練」では、決して能力は育ちません。繰り返しがないと、脳の配線は、働きの良い配線にはならないのです。
進め方
400%学習には、プリント学習が効果的です。プリントに取り組むには、物事を抽象的に、かつ理論的に捉えることと、手の働きの2つが必要です。手を多く使うほど、子供の知的能力は高まり、目覚ましい成熟と発達が見られます。これらが、子供の能力を高めることに、実に大きく結びついています。
取り組みは、毎日の生活リズムに組み込むと、習慣になります。取り組みを子供のリズムにうまくかみあわせていきましょう。子供と相談して日課表を作り、「〇〇の時間だよ」と言葉をかけるようにします。すると、スッと取り組むことができます。子供の自主性を優先した働きかけを心がけてください。
具体的な取り組みのポイントは次の通りです。
褒めて、子供のやる気を育てる
繰り返し取り組ませるには、上手に褒めて、励みを与えましょう。
子供の興味と働きかけを合わせる
せっかくの取り組みも、嫌がってするのでは意味がありません。子供の興味と働きかけが合わないときは、無理にさせるのではなく、一旦お休みして、子供の気持ちが前向きなタイミングを計るのも一つの手です。
親が楽しそうに取り組んでいるところを見せる
親自身が、その取り組みを心から楽しんでいる様子を見せることが大切です。取り組みの時間が楽しいものであるように努め、子供を導きましょう。
達成感を持たせる
専用のカレンダーや達成表を用意して、取り組みをした日には○印をしたり、子供の好きなシールを貼ったりしましょう。嫌がらないようであれば、かかった時間を記録しても良いです。
また、「頑張ったのを先生やおじいちゃん、おばあちゃんに見てもらおうね」というと、やる気になる子が多いです。褒められたい、認められたいという子供の気持ちをうまく導きましょう。
今日のPoint
- 繰り返すことで能力が定着する
- プリントが効果的
- 褒めて、やる気を高める
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