日々の暮らしの中のちょっとした時間を利用して、「数」「量」の感覚を身に付けさせることができます。
数や量を題材にした話をしていきましょう。
身の回りの「数」への意識
数については、日常生活の子供との触れ合いの時間を利用して、無理なく自然に身につけさせることができます。
例えば、子供がお皿を持てる程度の年齢になったら、朝ごはんの時などに、「お皿を3枚用意してくれる?」「スプーンを3本用意してくれる?お父さんとお母さんとあなたの分で3本ね」というようにして、数に気づかせて、親しませましょう。
3という数を数える時に、3人家族であれば、それを意識して意図的にその数を話題にします。
また、「この部屋にコップがいくつあるかな?」と聞いて、「1、2、3・・・」と数えさせたり、お箸は2本で1組なので、「みんなの席にお箸を2本ずつ置いてね」と頼むようにしたりして、数に注意を向けさせるようにしましょう。
デザートでいちごが出た時には「いちごは全部でいくつ?」と聞いて、「わあ、いちごが5つもある」と気付かせたり、パンを買ってきた時には「袋の中にパンが6個入っているね」と話題にしたり、食べ物でも何でも「これは数を数えるヒントになる」と思われる題材があったら、すかさず利用しましょう。
絵本を読んでいるときも、お話の中にバッタが出てきたとしたら、「バッタの足は何本あるかな?一緒に数えてみようか」というようにして、数を話題にしましょう。
また、部屋の中にアラビア数字の文字盤の時計を置いて、「あっ、7時になったね」というように、意図的に数字に気づかせるようにすると、時計を見せながら1から12までの数字を数えることができます。このように、数を題材にした、ちょっとした話を機会があるごとにすることで、数のセンスが高まるうえに、親子のコミュニケーションも進みます。
量の感覚を体験
量の感覚とは、多い、少ない、半分、もう少し、もっとなどが分かることです。
コップにお茶を注いで、「どっちのコップに多く入っているかな?」「半分にして」「もう少し入れて」などと話をしていると、日常生活の中で自然に覚えることができます。
年齢が上がれば、買い物に連れて行った際に、「200gの肉」はどのくらいの量の肉か、「1Lの水」はどのくらいの量の水かなどを実際に持ち上げたり、比較したりしながら実感させましょう。
こういった体験をさせておくと、小学校に入学してから、算数に強い子供に育ちます。
今日のPoint
- 会話に「数」を取り入れる
- 日常に数と量を数えるヒントがある
- 体験を通して身につく
数に関する記事は過去も紹介していますので興味のある方はぜひこちらもCheckをお願いします。
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